当院は循環器内科を中心に生活習慣病予防診療を行っております。このため、循環器疾患・生活習慣病の多くの検査を可能な態勢に整えております。なお、胃カメラ、胃のバリウムの検査、大腸の検査は行っておりません、あしからずご了解いただきたく存じます。必要な際は、近隣の消化器専門の医療機関をご紹介申し上げます。

超音波画像診断装置(心臓・頸動脈エコー)

超音波(エコー)による検査ですので、体に害が生じることもなく安全に行えます。院長が検査を行います。

(心エコー)心臓の機能(壁の動き・心臓肥大・心腔の大きさ、弁の逆流など)をみます。狭心症・心不全・弁膜症・心肥大・心筋症・先天性心疾患などの評価に用います

(頸動脈エコー)動脈硬化の進行状況を判断するために、頸動脈の動脈硬化の判定も行います。

レントゲン撮影室

胸部(心臓・肺・大動脈など)、腹部などのレントゲン撮影を行います。心臓の大きさ・肺の様子を評価します。

 生理機能検査室

安静時心電図を専用の部屋で記録します。現在、運動負荷検査は感染対策・リスク管理の観点から施行しておりません(再開は未定)。

血圧脈波測定装置(CAVI)

心臓から、体のすみずみに血流がきれいに流れているかどうかを調べます。動脈のつまりや血管の硬さを同時に調べることができます。俗にいう、動脈硬化の状況や血管年齢を数字で割り出します。検査は両腕・足首に血圧計のようなものを巻いて調べるだけで、所要時間は10分ほどです。

24時間心電計(ホルタ―心電図)

大きさは単3乾電池くらいで、装着しても服を着れば外からは全く見えなくなり、検査をしていることは気づかれずに検査を行うことができます。

 日常生活の中での症状(動悸・ふらつき・胸が痛いなど)と心電図の関係を調べる検査です。通常の生活のままを(入院ぜずに外来で)観察できます。解析は院内で行い、迅速に診断・治療方針に反映することができます。おもに、不整脈・狭心症、動悸・息切れなどの診断に役立ちます 

一部の検査を院内で行い、当日に結果をお伝えします

1)プロトロンビン時間(PT-INR)

  ワーファリンの効果を評価します。心房細動などでワーファリン内服中の患者さんの治療状況を定期的に外来で測定しますが、お越しいただいたその場でファリンの量を判定できるようにしています。このようにして、細かな量を調整しています。  

2)ヘモグロビンA1c・血糖値

  糖尿病の診断・治療の評価の目安を判断します。糖尿病のここ1か月ほどの調節具合を見る”ヘモグロビンA1cを国際新基準(NGSP)に沿い、クリニック内で迅速に判断し、治療に反映しています